好みの香りを身にまとうということ

磐田市 AEAJ認定アロマテラピーインストラクター :  みずしま みお

2015年07月06日 08:00

こんにちは。磐田市アロマテラピーワークショップと香育の香房Bonheur 水嶋美緒です。

先日、ある化粧品会社さんの商品体験会に参加させていただきました。




確かに、そのお化粧品は、ある花精油の甘い香りが優雅に香り、とても幸せな気分になりました。

AEAJ(日本アロマ環境協会)のニュースリリースによると、その花精油の香りを嗅ぐことで、「ストレスが緩和される」「肌のバリア機能が向上する」という大学による研究結果があるといいます。

希釈した精油をつけた試香紙をシャツの襟につけ、朝から就寝まで着用するという研究。香りを感じられなくなったら、精油を付加するのだそうです。

「効果がある」とは言われても、試香紙を一日中つけているのは、なかなか大変です…。

そんな時、毎日使うお化粧品で、その香りを感じられたら嬉しいな(^^)

と思って、体験会に参加しました。


でも、

私には合わなかった…。

ステキな作用をたくさん持っている精油なのに。

なぜなら、その精油の香りは、もともとあまり好きじゃなかったから。


アロマテラピーでは、香りの分子が鼻の奥へ付着し、信号として嗅神経を介して脳へ伝わり、精神的・生理的に作用します。それも、嗅覚は大脳新皮質による知的な解釈を通さずに、体の生理反応に直結しています。

つまり、「苦手」と思った香りは、いくら「とっても効果があるんだよ~」と考えてみても、「苦手」には変わりないのです。

苦手な香りを一日中つけているのは苦痛ですよね…。

私が体験したお化粧品は、時間がたつほど香りが際立ってきて、お好きな方にはたまらないけれど、ちょっと私はご遠慮したい香りでした。

精油の作用は、ある精油に特化しているものもありますが、他の精油とのブレンドなどでカバーできるものもあります。

自分の求める作用と、自分の好みの香りの組み合わせ、いろいろと楽しんで見つけていこうと、改めて思いました。





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